「勉強しても偏差値が伸びない(怒)」
「模試の成績が上がらない!」
という受験生向けの記事です。
大学受験の勉強で、『勉強をしているのに偏差値が伸びない』というのは、大体の場合この記事で網羅しているパターンに当てはまってると思われます。
大学受験で重要なのは、
といった2つです。
逆に言うのであれば、それなりに正しい勉強法でそれなりに勉強をしていれば、勉強時間に比例して偏差値も伸びますし、伸びる実感があるうえで勉強していけます。
この記事を読んで「何がミスってるんだろう?」と自問自答してみてください。
人それぞれミスってるところは、違います。
不登校⇒早稲田に入る過程で明らかにミスってた・・・という経験をベースにして書いてみました。
大学受験で勉強をしても伸びないパターン
自分の思いつく限り網羅しまくってみました。
ちょっとしつこいところもあるので、読みにくいとこは飛ばしてくださいまし。
①いろんな参考書に手を出しすぎ
『いろんな参考書やりすぎ問題』は、もはや大学受験で失敗する伸びない勉強の代表的なパターンになります。
自分も学力が低かった時ほど、
「参考書はこれも!あれも!」
「Aこそ至高の参考書だ!!良書!良書!」
「やっぱりコッチのがいいんジャネ??」
などとほざいてました。
あとは、参考書も頻繁に買い替え~の、塾のテキストもかじってみ~の、単語帳も3つ持っていてアッチいったりコッチいったりしてましたね。
人生において、非常に無駄なひと時でした。
で、具体的になんでいろんな参考書を中途半端にやったらダメなのかというと、理由は精神面~勉強法的な側面まで様々です。
- 記憶に定着するまで反復しない←致命的
- 1回やって満足する←記憶に残らない
- 精神的に何かにすがろうとしている←主体性がない
- 何をやるか迷う←無駄
- 勉強じゃないことに時間と精神的なコストがかかる←勉強してない
効率を追求するのは確かに重要なんですが、受験勉強の場合は変に効率を求めれば求めるほど、逆に遠回りになってしまうことは超アルアルです。
「コッチの参考書のがよさそう!」と思って飛びつくのを永遠にループするみたいやつ。
勉強自体をやるほうがシンプルにダイジです。
と言っても、「参考書をいろいろ無駄にやらない」というのは、実は受験生の心理上すごく難しいです。
なんでかっていうと、参考書をしぼってひたすらやることは、
- 地味
- 退屈
- 不安(本当にコレでいいのか!?裏技があるんじゃないか!?)
といった感情がわきでてくるからです。
ぼくも高3の頃(勉強してるのに偏差値が伸びない…)全落ちしたときはまさにこういった、地味さや不安といったところから、いろんな参考書をやってました。
なんていうか、いろいろやったほうが伸びるような『幻想』を抱いてしまうんですよね。
参考書を買うときワクワクするアレです。
「いや、参考書を買うだけじゃ伸びねーからな!」って昔の自分に言いながら往復びんたしたいところですね。
で、結果的にどれも中途半端で、実力になるまでの記憶定着が得られずに、勉強してるのに学力が伸びないという現象に陥りました。当時はガチめにつらかったです。
そんなわけで、「勉強してるのに模試の成績が上がらない!」という人は、
「参考書をやたらめったらやってないか?」
「無駄に参考書を買いすぎてないか?」
「買った参考書を脳みそにしみつくレベルで覚えているか?」
ということを確認してみてください。
もし、やることが絞れていない状態でいろんなことをがむしゃらにやっていたら、結構危険なので今すぐなおしたほうがよいです。
ぼくも偏差値70とかでた科目も、参考書の種類はたいして多くありませんでした。
②作業ばかりしている
たまに勉強と作業の違いが分かってない人がいるので、作業ダメよってことも書いておきます。
勉強⇒脳みそに記憶として内容を定着させること
作業⇒ただの作業で脳みそに記憶として内容を定着させることができないこと
具体的にこういうのをやってるとヤベエゾってのは、
- カード作り
- ノート作り
といった、そこらへんの作業系です。
- 参考書選び
- 推しメンの講師を見つける
- 最強のテキスト論を語ること
なんかも作業であって、勉強ではありませんね。
よく高校なんかだと「きれいにノートを取りましょう^^Vブイ」てきなことが言われますが、学力を伸ばすという1点においては、ほぼ無駄です。
丁寧にノートを作って全部記憶できるのか?
ノートを作るだけじゃ記憶できません。
わざわざ参考書にまとまってるものをまたまとめて意味があるのか?
意味ありません。時間の無駄です。
ちなみにまとめ系って、まとめて満足しちゃうことがほぼ100%なので、ほぼ無駄になります。
当時高校生でピッチピチだったぼくも「まとめてから覚えるしwww」とか言っていましたが、いざ作り終わって1週間もすると、お蔵入りしてましたね。ソウイウモンデス。
本当に実力になることを意識的に勉強する
↓実力(学力)になる例
- 単語を1個でも覚える
- 熟語を1個でも覚える
- 問題を1個でも解いて理解する
- 決めた参考書解説を熟読しまくる
↓実力にならない例
- 単語カード作る
- ノートを作る
- 勉強法を徹底的に調べる
- 楽して伸ばす方法ねーかな?とネットで情報収集
- 勉強方法の本を購入して満足する
シンプルにそれなりの勉強法が身についてきたら、あとはひたすら『勉強すること』に集中しようねってことですね。
しつこいかもしれませんが、『勉強すること』に集中することです。
「この参考書をやろぉ~」と決めているのであれば、それを飽きるまで何度も何度も反復して、人に説明できるレベルになるまでやる!ってやつです。
③塾や予備校にガッツリ依存する(受け身はNG)
3つめは、塾や予備校におんぶにだっこされてるパターンです。
当たり前ですが、塾や予備校にただ行っていても、学力は上がりません。
塾や予備校は利用するものであって依存する場所ではないからです。(塾や予備校が受からせてくれるわけじゃない。)
結構ココ勘違いしがちなんですが、塾や予備校ってのはただの道具(ツール)にすぎません。
- 「塾に毎日自習に行けば!」
- 「あの授業を取ってれば!」
- 「あの先生の授業を受ければ!」
といった依存心タラタラの無思考状態で勉強すると、余裕で学力が伸びません。
正確には、『学力を伸ばすために必要なことを自分でやらなくなる』ってところでしょうか。
学力を伸ばすのに必要なのは、自分自身で必要なことを勉強することです。
塾や予備校に言われた「この授業も!あの授業も!」という提案にそのまんま乗っかってると、わりとかなりスーパー学力伸びません。
自分で考えて戦略を持って取り組んでいないので。
塾や予備校を利用する際には、なぜ必要なのかを自分で考えてみるほうがよいです。
そこに明確な理由がないのであれば、ただお金を払って受験終了になります。
「英文法の分詞がどうしても自分で理解できない!」
⇒「授業を見て勉強しよう!」
「某先生の授業を見るとすごくやる気がもらえて毎日コンスタントに勉強できる!」
⇒「毎日授業を見よう!」
こういう授業の使い方はアリです。
自分の目的に必要だからただの道具として、塾や予備校を使うというのが重要になります。
塾や予備校はただの学力を伸ばすための道具であって、塾や予備校に行くこと自体が目的ではないです。
④独学にこだわる
塾や予備校に依存するのとは逆で、独学に謎のこだわりがある人というのも危険です。
ぼくが自宅浪人して秋以降勉強ができなくなった時は、独学に謎のこだわりがあるせいで、メンタルが持ちませんでした。。。
- 塾・予備校はゴミ
- 参考書こそ至高
- 独学こそ至高
といった考えに固定してしまったことがありました。
↓コレ。
大学受験の目的は自分の入りたい大学に合格することなはずです。
そのための目的を達成するために、必要であるならば、なんでも使ったほうがいいです。
- 予備校に週1回だけ気分転換に通う
- バイトを週に1~2回だけして時間の貴重さを再確認する
など、人それぞれ置かれている状況なんかは違うと思いますが、変なこだわりは捨てて使えるものは使っていったほうがよいですね。
予備校とか塾に依存すると詰みますが、逆に自分自身で思考や考えを固定しすぎても、詰みます。
ココが難しいところ・・・。
- 偏差値を伸ばす!
- 学力を上げる!
といった結果を出すために、手段を固定する必要はありません。
勉強が家でどうしてもできないなら、塾や予備校の自習室を使っても良い。
どうしても勉強内容が分からないなら、塾や予備校で教わっても良いわけです。
重要なのは、その行動が自分の目標へとつながっているのか、というところ。
だからこそ、「こうしたほうがもっと捗りそうジャネ!?」と思ったことは実行したほうが良いと思います。(勉強量的な話で!)
⑤勉強量不足
最後はド定番の勉強時間と勉強量のお話しです。
偏差値伸びないパターンの①~④はどちらかというと、勉強法や方法論(心構えなど)といったお話しでした。
でも最後にものを言うのはやっぱり、『勉強量』なのではないでしょうか。
仮にどれだけ正しい勉強法で無駄なく勉強していたとしても、毎日1時間じゃ大きく学力を伸ばすことは難しいです。
受験勉強に限って言うと、ある程度のところまで勉強効率を上げると、頭打ちになります。
どんだけ神スタイルな勉強法を編み出したとしても、1時間で1000単語を完璧に覚えるとか無理なんで。
ある程度の『自分なりに方法論』を確立してからは、いかにして『毎日勉強時間をこなせるか』という1点の戦いになります。
- コンスタントに毎日勉強ができない
- どうしてもやる気が続かない
- だらけちゃうよぉ。。。
なんて人は、やっぱり伸びにくいのカナァ…と思います。
- 塾の自習室を使う
- 自分で工夫する
- 無駄だと思う時間を捨てる
などなど、勉強量に関しては気合とも言えますし、習慣化的な側面もございますね。
⇒【勉強量UP!!】1日10時間勉強する方法とコツを伝授しようと思う
勉強をして伸びるパターンもざっくりと
伸びないパターンの逆でわりと重複しますので、ざっくりと書いておきます。
やや抽象的ですけども。
- 自分自身で勉強をしようとする
- 何が必要かを自分の頭で考えてる
- やれることが明確になってしぼれている
- 毎日が連続した日々になっている(継続)
- やる気を保つ工夫を自分なりにしている
- 徹底的に反復しまくってる
- 現実を把握したうえで勉強している
- 自分にとって不必要な情報を捨てられる
- 自分がどんな1日をおくっているのか把握している
- 自分の弱点を試行錯誤して改善することができる
自分で考えて、自分で試行錯誤して、自分で勉強するってところなのではないでしょうか。
ただまあ、大学受験の場合はそれなりに基礎を入れてから、あとは参考書でゴリゴリ演習しまくるだけなんですけどネー。
クソつまらない日々を工夫して楽しく継続できれば、良い結果きます。きっと。
まとめ
読み返してみると、少し厳しめの記事になってしまいました。
でも、なんとな~くやってるとやっぱり学力伸びませんので、なんとな~くではなくて、自分で考えてやれるとよいですね。
で、長々と書いてしまいましたが、偏差値が伸びない原因って2つしかありません。
- 勉強法ミスってる
- 勉強量が足りてない
このどちらかです。
もしくはどっちも、です。
この2つ以外はまじでないので、「成績が上がらない!模試で結果が出ない!」という場合は、しっかり自分を見つめなおして自分で考えて自分にとって必要な勉強をしていきましょう。
自分が多いよぉ。
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