偏差値60って、あんまり勉強ができないときは「まじすげえ!」って思いますよね。
ぼくも偏差値が60超えるまでは、「偏差値60神!頭良すぎ!神!!YOU ARE GOD!!」と思ってましたが、実際には基礎さえできていれば偏差値60は軽く超えられます。
(もちろん、それが大変ではあるのだが)
で、この記事で伝えたいことは
偏差値60までは基礎が超大事!!
ってことだけです(笑)
ただ、「基礎じゃー!!基礎が大事なんだぁ!」と言っても、「分かりました。基礎大事ですね。はい偏差値60になりました!!!!余裕!」とはならないんで、具体的に細かく細分化して解説していきますね。
全科目!って書いちゃってるんで、やや抽象的で具体的ではないんですが、まずは勉強の「型」となるものを学ぶのダイジです。
偏差値60のレベルを知っておこう
まずはじめに偏差値60ってどれくらいなん?ってことをご説明したいと思います。
ざっくりと書くと、偏差値60は統計上は100人中上位15人くらいらしいです。
学年に100人いるとしたらそのうちの上位15人集団が偏差値60以上になります。
こう考えると意外と勉強できるっぽい感じがしますね。
ただ、実際には偏差値60は受験の基礎的な問題がかなりできてれば、でちゃいます。
- 難しい問題を解く!
- 応用問題をやる!
- 塾のかっけえ授業
とかがなくても、偏差値60は案外いくんですよ。
でもこの基礎になる問題を網羅するのがかなり時間がかかって難しいのかなーなんて思います。
ぼくが受験生の頃は苦労したというか、方向性が掴めなくて苦労しました・・・。
【全科目共通】偏差値60を超える勉強法のコツ
偏差値60は基礎ができればいけるぞー!と書いたんですが、もう少し詳しく掘り下げると、基礎を身に着けるには以下の2つが重要になります。
全科目共通で2つだけ。
- 基本的な考え方と解き方の『基礎』を身に着ける
- 参考書を決めて徹底的に反復する
まじでこの2つだけです。
とはいっても、偏差値60にいけない多くの受験生は勉強のやり方がミスってることが多いです。
例えば、こういう感じでダラダラとやっているといつまでも偏差値60にいけません。
- とりあえず塾に言われたことをやってる
- いつまでに何をどれくらいやるか決まってない
- 日々の勉強に目的意識がない
- 自分で考えて勉強してない
- 他力本願
- オネショしてしまいがち
わりと勉強法ってよりは、勉強の取り組み方みたいなものですねー。
シンプルに書くと、コレ!って参考書決めて、ひたすらやりこめば偏差値60はほぼいきます。
(参考書決めとかも大事なので、そこは科目ごとに決めましょう!)
①「解き方」と「考え方」の基礎を身に着ける
『基礎』というのはその事項の超基礎になるところです。
いわゆる「理屈を理解する~」という部分になります。
表現が難しいんですが、「型」とも言えるし「パターンを知る」とも言えますね。
例えば、文系理系とわず必要な「英文法の関係代名詞」を例にあげましょう。
英文法の関係代名詞を勉強する時って、まず解き方の基礎から身に着ける必要がありますね。
- 不完全と完全文の違いは?
- どうやって関係詞を見分けるのか?
- 問題を解くときはどこを見るのか?
といった、基礎の部分があります。
ただの丸暗記ではなくて、理屈を学んで、その知識を運用するみたいなやつですね。
この『理解する』という過程をぶっ飛ばして、ただひたすら暗記し始めると大学受験では詰みます。
「なにこれ見たことない。問題おかしいよ!」
「しけんかーーーーん!問題おかしいです!!!」
という完全に頭わいてるやつになりかねません。
もちろん、ただひたすら暗記する、
- 英単語(英熟語も)
- 歴史系(因果関係が大事とか聞くけど・・・)
といったものは、まあ理屈もクソもない暗記でオッケーです。
ただ基本的には、文系理系問わず、考え方や解き方のベースとなる知識は必要になります。
よく「文系は暗記だけしてりゃOK」とか聞きますが、実際には理屈を抑えたうえでの暗記ゲーですね。
「解き方」「考え方」の基礎を身に着けるには?
主に方法としては3つかなーと思います。
- スタディサプリの授業で理屈から学ぶ
- 塾や予備校の授業で理屈から学ぶ
- 学校の授業で理屈から学ぶ
どれにしろ、プロの講師(先生など)から理屈の部分は学んだほうが効率が良いです。
「参考書で独学パラダイス」は偏差値50と全単元が終わって、既に「あとはやるだけ」の状態になってる場合だけ有効ですね。
ちなみにぼくは化学を本当に0から参考書オンリーでやったんですが、1年間やったのに偏差値48くらいで終わりました。(アホ)
伸びなかった原因はいろいろあったと思いますが、やっぱ理屈が抜けた状態で「やってるふう」になっても、伸びてる実感がないから勉強量もこなせないという。
「解き方」と「考え方」のベースはスタディサプリでOK

どのみち最後は「自分で参考書を読んで理解してひたすら演習」になるんですが、それまではスタディサプリの授業を使って学ぶのがおすすめです。
プロの講師が「ここがこうだからこうなってこう!!」って感じで解説してるんで、応用の効く原理原則部分から学んでいけます。
どの科目も共通して、原理原則が抑えられると
- やればやっただけ学力が伸びる
- 無駄な丸暗記が減る
- 難しい問題でも使える核となる知識が身に付く
といったメリットがありますし、逆に言うと原理原則が身についていないと学力は伸びません(笑)
最終的にはその基礎知識をベースに自分自身で参考書で演習していくことになりますが、参考書に切り替えてもからも、(偏差値60以上で)
- 不明点を授業見て解決
- 苦手単元を授業見て解決
といった用途で使えるので、勉強のサポートでも使えます。
「不明点があって止まってしまう」
「分からなくて勉強ができない・・・」
というのは本当に時間の無駄なので、使えるものは使いましょう!
本気で「偏差値60を超えていきたい!」という人は、スタディサプリを使って「考え方」「解き方」といった原理原則部分からしっかりと学ぶといいですよ!
②飽きるまで反復して頭に定着させる
受験生で学力が伸びない原因として、基礎をすっ飛ばしてる人も少なからずいますが、もっと多いのが反復不足です。
人間の記憶って、3段階のプロセスから成ります。
- 記銘(きめい)
- 保持(ほじ)
- 想起(そうき)
なんだか難しく見えますが、ざっくり書くと、「記憶ってのは覚えることと思い出すのがセットになって初めて記憶できたってことだよ」ってことです。
例えば、今日は英文法の不定詞を勉強したとしましょう。
勉強が終わった後に「不定詞ってなんだ?」って自問自答してみて、「不定詞はtoVで、3つの用法があって、判断方法が~~~」とスラスラ言えることが、記憶に定着してるってことですね。
いろいろな受験生を見てきて思うのは、ほとんどの受験生がこの反復が超あまくて、やった気になってます。
どういうことかというと、今日は不定詞を勉強した!けど、1週間後やったら覚えてない、、、みたいな状態。
勉強してもそれがすぐに取り出せる状態じゃないなら、そもそも勉強になってません。
記憶に定着させる確実な方法は「飽きるまでやる」
「じゃあ記憶にどうやって定着させればいいんだよ!クソガァアアアア!」という人におすすめするのが、「飽きるまでやる」です。
「飽きるまでやりこむ」っていうのは、どこか遠回りな気がしますよね。
でも超冷静になって考えてみてほしいのが、
- てきとーに2~3回やってあんま覚えてない
- 10回やりこんでめっちゃ覚えてる
1と2だったら、余裕で2のほうが偏差値でます。
そしてそして、人間の脳の記憶性質として、ある程度のとこまでやりこむと忘却期間が長くなるという特徴があったりします。
エビングハウスの忘却曲線とか言われてますが、要は10回くらい反復すりゃーある程度しても忘れねーわけです。
逆に言うと、2~3回程度の反復なんて、1週間くらいで忘れちゃうでしょう。
まあ実際に「超完璧に最短で記憶に残す方法」なんてのはよくわからんですけど、ちょい過剰目にやるほうが結果的に、学力が伸びるゾーということを伝えたい!
飽きるまでやるためには?
単純に戦略をもって「これさえやってればいい!!」と強く自己暗示をかけることかなーと思います。
今ってまじで情報が過剰にネットやらSNSやらで入手できるんで、ぶっちゃけ超不安になります。
「早稲田目指してる人は単語王じゃないとだめなのか・・・?」
「システム英単語じゃダメなのか・・・?」
とか、いろいろこう、ブレるわけですね。メンタルが。
特に受験生なんてのは寝ても覚めても不安99.9%なんで、めっちゃブレます。
「昨日はこれさえしてればOK」とか思ってても「明日にはほんとにこれでいいのか?」みたいな(笑)
ただここでポイントとしては、「そもそも目の前のことすらできないのに次のことをやるのってどうなん?」と自分をできるだけ客観視してみることです。
「そうだじぇ。おいらは目の前のこれすら全然できてないじぇ。やっぱ反復するじぇ。」といった感じになれればOKですね。
逆にまじで余裕すぎるなら次です。
(ほとんどの受験生は余裕と思いたいだけで実際は余裕でないことが90%を超えます)
ここはムズイっすけど、自分なりにどう進むのが最短なのかを自分で考えるしかないっすね。
③モチベーションを一定に保って淡々と勉強する

で、でたーーーーーーー。
モチベーションでたーーーーーーーーーーーーーーー。
はい、というわけで、最終的にはやっぱモチベーションっていうか、やる気っていうか、そこらへんのものですね。
他の記事でもモチベーション系に関してはわりと書きまくってるんで、そっちを参考にしてもらえればな~と思います。
http://juken-gyakuten.com/2018/06/06/%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E5%8F%97%E9%A8%93%E3%81%AE%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%AB%E6%94%BB%E7%95%A5%E6%B3%95/
え?読むのがだるいって?
分かったよぉ。少しだけ書くよぉ。もーぅ。ヨシヨシッ。
勉強をしている状態をごく普通にする
わりとこれは勉強ガチ勢の人よりも、勉強ビギナーの人に向けたアドヴァイスです。
アドヴァ↑イス。ですね。
大学受験の勉強ってのは、短期間頑張ったからといってすぐに結果が出るもんじゃありません。
~ヶ月という単位で試行錯誤しながら頑張って、ようやく目に見えて結果が出始めます。
だからこそ意識しないといけないのが、短期的な「オラアアア」っていうやる気よりも、ごくごく普通に勉強を毎日毎日淡々とやるほうに意識を向けることです。
ここらへんのお話しはちょっと書き飽きてきてるんで、他の記事を読んでくれええ。


ぼくが偏差値60を超えるまでにやったこと
さてさて、こっからは実際にぼくが偏差値60超えるまでこんな感じだったぞ~てきことを紹介したいと思います。
ぼくの戦闘力(偏差値)は
- 偏差値30(中学レベル)→45~50
- ここで停滞する(全落ちする)
- 偏差値45→67
といったように、2段階で伸びました。
いや正確には、伸び悩みました。
じゃあなんで偏差値が一回45くらいで止まったのか、逆になんで偏差値60を超えたのか~ってのをお伝えしたいと思います。
偏差値45で1回伸び悩んだ原因
単純です。
- 核となる知識をしっかり習えてなかった
- 反復不足だった
という2つだけです。
特に反復不足がぼくから見ると、最大の原因だったのかなーと思います。
偏差値40~55くらいの中途半端に勉強ができる人にありがちなのが、謎の参考書論ですね。
「おれもうこれ終わったから次こっちやるわwwww」
「ええ、これって微妙くない?」
「ワイは鉄壁やでぇえwwwwwwwwwwwドヤァw」
「塾の子の授業を取れヴぁああああああ!」
みたいな、この謎のやつね。
こういうまじで生産性皆無なところに意識を向け始めると、99%停滞します。
もうちょい正確に言うと、何をやっていいのか自分で分からなくなります。
結果、反復不足で伸び悩みます。
そしてぼくも現役生の頃にもれなくこの病気にかかりました。
今思うと「あほかよ・・・。無駄だって気付けよぉ・・・。」と顔面を往復びんた×100したいレベルですが、そこに気付けなかったという。
おかげさまで浪人して社会底辺のクソ地獄の日々を過ごしました。
-銀行口座開設時-
銀行員のお姉さん「ご職業はなんですか?」
ぼく「む、無職です」
クッソオオオw
(銀行のお姉さんがかわいかったのでさらなるダブルパンチでした。見栄をはりたかったあああああ)
なんで偏差値60を超えたのか
こっちも単純で、偏差値45~50で伸び悩んでに大学受験に全落ちしてから勉強スタイルを「参考書しぼって反復しまくるスタイル」に変えたからです。
毎日毎日同じ参考書をやりまくってクソつまらなかったですし、
- だるさ99.9%
- ワクワク0.1%
でしたが、やっぱやればやっただけ伸びました。
ちなみにほんと、クソ地味でしたよ。
-1日の流れ-
- 朝→青チャートの例題10個~20個やる
- 昼→物理の問題やる
- 夕方~夜→単語100個熟語100個~などなど
「ああ、代わり映えのしない日常ってこんな感じなのか」と中二病っぽく内心思いつつも、まあどうせ結果出ると思ってたんで頑張りました。
ちなみにここで知っておいたほうがいいことがあります。
世の中のキラキラした世界(表面上の見栄え)というものは幻想にすぎません。
おれっち東大やで(ドヤァw)
(小学校から塾通い)
(あだ名は「メガネくん」)
(勉強時間はんぱない)
ぁたし早稲女~~(キラキラ)
(1年間遊ばずにクソ勉強しまくった)
(小学校から塾通い)
(定期テストは毎回死ぬ気でやった)
ぁたしモデル☆
(普段食ってるものは葉っぱばかり(虫か))
(炭水化物はほぼ食わない)
(ネットで叩かれ仕事が続くか不安な日々)
(自分より何かしら優れてるやつが出てきて発狂)
などなど、あげていったらキリがありません。
何が言いたいかっていうと、結果を出すってのはクソ地味なことの連続です。
特に受験勉強はかなり最上位に位置する地味さだと思います。
とはいっても、このクソ地味な生活というか、クソ地味なことに喜びを見いだせるようになれれば、あなたも立派なマゾヒストですね。
結論:地味に淡々とやれば偏差値60は余裕で超える
偏差値60を超える方法まとめ

ぶっちゃけこの記事に書いてることはすげえ普通です。
- 基礎をプロから習って真似る
- 自分で演習しまくる
- 淡々とやる
- オネショしない
といったことですね。
まああれなんですよ、「偏差値60超えるには読むだけでOK反復回数を増やしまくりましょう!!」とかそういうテクニック的なやつは、まじで消耗します。
正確にはテクニックが悪いわけじゃないんだけど、テクニックに頼れば「楽に」「かんたんに」といった意識が芽生えだすから危険です。
そんな方法ねえから!!!
だからこそ、この記事に書いてる
- 普通で
- 平凡で
- クソ地味な
本質的な部分の勉強を意識すると、「やっぱ自分でやるしかねーわ」てきな主体性が芽生えると思われますので、あとはやればOK
↓読むと1.5倍くらい勉強の効率が上がるかも


http://juken-gyakuten.com/2018/06/07/%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E5%8F%97%E9%A8%93-%E8%8B%B1%E8%AA%9E/