大学受験で結果を出すためには、勉強法(正しい方向なのか)と勉強量の2つが重要です。
ゴールにはたどり着きにくい方向性や、そもそも期間内にゴールにたどり着くことができない手法で勉強しても『大学受験で合格すること』においては意味がありません。
多くの人の場合、大学受験で勉強する目的は自分の志望校に合格することなはずです。
「寝ずにー!」
「がんばりましたー!」
とかほざいていても褒めてくれるのはせいぜいオカンくらいなものです。
いわゆる無駄な努力ってのは存在しますよ・・・みたいなちょっぴり悲しいお話というか、そういうやつも混ぜ込みつつ大学受験全般の勉強法についてご紹介。
※この記事はテクニック的なところよりも、もっとこう抽象的で本質的なところを書いてまする。
【始めに】現代で1番しんどいのは情報量の多さ
2014年くらいからマジで取れる情報量が増えすぎて、逆に生きにくくなっていることに気づいてる人もいるかと思います。
TEDでも著名な心理学者バリー・シュワルツ先生の『選択のパラドックス』という言葉をご存知でしょうか?
選択のパラドックスとは?
簡略化して言うと、人は選択肢が増えれば増えるほど不幸になりやすいヨー
情報が多いというのは一見良いようにも思えます。
でも、たくさんの情報を取得して比較しまくれる現代だからこそ
- 何を選ぶか迷いまくれる
(むしろそれだけで時間が勝手に過ぎていく) - 自分のスタンスがブレやすくなる
- 人と比較して不幸になりやすくなる
といったことが簡単に、無意識的に起こってしまいます。
大学受験の勉強法の具体例でだすと、
「暗記は書いたら終わりです!死、あるのみ!」
「科学的にはー!!!週に何回も復習がー!!!」
「英単語はやっぱりシス単ですよ!はっはー!」
みたいなやつですね。
勉強法から参考書論から、本当にくさるほどあって、全部見ていたら普通にそれだけで受験生活が終わります。
他にも人生論みたいなものや「こうするとウンタラ!!」みたいなものは現代にはいっぱいありすぎて真面目に情報を見ていたら詰みますね。
(そういう意味だとこのサイトもクソサイトデス!!消えてなくなれ!!)
情報とは上手に向き合うことが大事ッスネ
これは受験勉強の情報に限った話ではなくて、いろいろ意味での『情報』です。
結局、人間のパーソナリティなんてものは、過去の記憶(情報)によってできているにすぎません。
『どんな情報を取得するのか』は、想像以上に自分に大きな影響を気付かないうちに与えてます。
- どういう情報を意図して取得するのか
- どういう情報は意図して排除するのか
- どうやってその情報に対して向き合うのか
というのは、何気ないことですが、しゅごいしゅごぉぃ大事だよぉ。
シンプルに言えば、人が言っていることを上手に取り入れつつ振り回されないほうがいいよ!みたいなことです。
情報を全く信用せずに自分の世界に入り込んでしまいすぎてもヤベエですし、逆に人の言っていることを真に受けすぎてしまうのもアカンみたいな。
難しいもんですヨネ。
ただまあ、ぶっちゃけそこまで情報っていらんってのはあります。
- みんな見ているから
- 有名な人がこう言っているから
- Aさんがイケてる考えを大きな声で言っているから
今は情報を見ないで損するよりも、情報を見て振り回されるのが1番損出でかいのではないでしょうか。
ってゆー、前置きでした。
まあなんていうか勉強に限らずなのですが、いろいろとあっちいったりこっちいったりしないほうが、今って逆に効率良いんですよね。まじで。ほんとまじで。
自分なりの最強の勉強法の確立方法
「の」が多いわ。
まあやっぱり、『ベースとなる知識をいれつつ、自分で考えること』なのではないでしょうか。
- 仮説をたててどうしたら最も自分が覚えているのかを検証する
- 日々自分にとって最も快適かつ楽に勉強できるかを検証する
そもそも、絶対的な勉強法なんてのは存在しません。
自分の日々の検証結果から『最も良い』と思われる勉強を日々淡々とやるのが大学受験では1番合理的で結果がでます。
ぼくの場合だったら、定番の参考書をしぼってひたすらやりこんだだけでした。(まあそれがだるくてしんどいのだけど…)
上手くいった人の勉強法を完全にパクるという方法もなくはない
よく言われるのは、
「先人から学べ!」
「人に教えを乞うのは大事だ!」
「素直になろうぜ!?ほれほれ」
みたいなことなんですが、まあこれって一種のマーケティングも含まれていて、個人的にはクソ難しいことだと思ってます。
結局、その人がやった方法(手段)が最も効率が良いのかは不明だし、そもそもそこまで妄信的に信じられるのかっていうところなんですよね。
『論より証拠』なんて言葉があるように、人間が最も真実だと信じられるのは自分の経験です。
ただまあ、最短距離ではいける
超信じることができる(妄信できる)先生がいて、本当にその通りにやれば、それはめちゃくちゃ効率化できます。
自分が試行錯誤しないと得られない経験値などを吸収できるからです。
まあ、それができたら苦労しないわけだけどもw
自分もそうだったんですが、自分にとって都合の良い情報だけつまみ食いして結果何も残らないのがアルアルなんすよね。
もし人を盲信するなら、盲信する人をしっかり選ぶ必要があります。
1番良くない勉強スタイル
人間って誰しも何かにすがりたい生き物です。
特に精神的に追い込まれるほどにすがりたがります。
- 常に自分にとって都合の良い情報
- 自分を安心させてくれる情報
- 自分を高ぶらせてくれる情報
といった、めちゃくちゃ自分をおんぶにだっこしてくれるような情報を常に無意識的に探しています。
心理学的にもカラーバス効果なんて言って、自分の気になる興味がある(都合が良い)情報を無意識的に集めちゃうてきなことも言われておりますね。
もちろん、安心する情報を探すこと自体が悪いことなのではなくて、むしろそれが人間らしさであって、自然なことです。
自分が偏差値40で受験期間が残り2か月だったらやっぱり自分と同じ境遇の逆転合格みたいなものを見て安心したいものです(昔ぼくもやった。そして無駄でした。)
で、往々にしてその手の
- 自分を安心させてくれる情報
- 自分にとって都合の良い情報
- 自分が現実から目を背けられる情報
というのは、自分を楽観的にはさせてくれるものの、あまり良い影響を与えない、とぼくは思ってます。
マズローの欲求段階説とかでも言われているように、人は生存欲求が強い生き物です。
まあ受験じゃ死なないですけど、
「縄跳びの二重飛び100回できますよ!ピザデブのぼくでも2日でできました!さあ、やろう!きみもできるよ!」
よりも、
「縄跳びの二重飛び100回できますよ!できなかったら明日ヤりますからね^^wさあ、やろう!」
のほうができない言い訳よりも、本気で『できるようになるための工夫』をすると思われます。
適当に快適なところにいるときよりも、自分がドン底に落ちて「まじやべえ、本気で考えねーとアカンってばぁぁっぁぁぁぁっぁぁぁアババババ」って時のが人間は大きく成長できるものです。
まさに愛の鞭てきな。
自分を安心させてくれる情報は、実は中長期的に自分を不幸にしてしまいがちなんですよね。
本気で絶望したときがスタート地点なのかもしれません。
ぼくも大学受験で1年努力(笑)っぽい完全に的外れなことをして全落ちしてから、本当に本気で考えて勉強し始めました。
それまではなんとなくやってりゃ受かるんジャネ?とか思ってましたね。
いや受からんから。
※これは学力がない人が難関大学とかを目指す場合です
勉強法は自分で見つけるのがなんだかんだで最強
子供の頃から勉強を続けている人はそういった、自分なりの勉強における成功法則が無意識的につかめていることが多いです。
一方で今勉強が苦手でできるだけ早く結果を出したいと思うのであれば、無理やり仮説を立てて無理やり検証して、自分のなりの法則をできるだけ早く見つける必要があるよーっていう。
『自分なりの手法』というものを意識して作ろうとしている人と、なんとなーく勉強している人では圧倒的な差が埋まれるのは必然です。
具体例:こうしたら覚えやすかったとか
- 暗記カードを作ったらもれなく全部ゴミになった
- 暗記は声に出したり書いたり覚える方法だけを工夫したほうが覚えやすい
- 適当に新しい参考書に手を出したら全く覚えられなかった
- 塾の授業無駄だった
などなど、超こまごまとした失敗法則と成功法則というのは、自分のなかに蓄積されていきます。
もちろん、意識しないと人は同じ失敗を繰り返しまくりんぐ!ですので、意識して『良い感じの方法』までいけると勉強の方向性はさらに研ぎ澄まされます。
そして周りのうるさいだけの情報に振り回されることもなくなります。
さらに具体例:自分が行きついた勉強法
「自分で考えるのが大事だよ」ってあまりにも普通すぎてなんだか悲しいので、ぼくが最終的に「コレデヨクネ?」と思った方法をちょびっと紹介。
上にも少しだけ書きましたがが。
- 参考書をしぼる
- ひたすら反復しまくる
の2つです。
大学受験の勉強に関して言うと、もうこれ以上でもこれ以下でもないなと思ってます。
もしかしたらもっと良い方法論もあるのかもしれませんけど、勉強法マニアになっても受かるわけじゃないので、まあまあ整えばいいんですよね。
大体、難関大学っぽいとこに入っている大学生の方々に聞くとこんな答えばっかり返ってきますワナ。
「参考書を何度も反復しますたっぁぁー!!」みたいなやつ。
ただ1つ注意点があるとしたら、現在偏差値が40以下の人は素直に誰かから教えてもらったほうがいいと思います。
参考書を絞って日々淡々とやるスタイルは、それなりに自分でやる力があってこそ、です。
自分なりの勉強法の継続方法
コッカラは継続方法ジャア!
はい。
仮にニュースでこの記事を書いているぼくが、オシッ◎しすぎて脱水症状で死んだと報道されたとしましょう。
どう思うでしょうか?
めちゃくちゃどうでもよくないですか?
自分なりの方法やスタンスを継続するためには、そういった『無関心さ』というのが大事です。
- 感情がブレるならそもそも見ない
- 見たとしても「フーン」とすら思わない
まあ、自分の興味ないところから新しい発見が得られることがあることもあるため、なんとも言えないところもあります。
でも、受験勉強においては自分なりの手法を継続することのほうが重要度は高いです。
それに知識や情報がほしくなったらスマホでちょっと検索かけりゃ、あほほどころがってます。いつでもできる。
ただまあ『無関心さ』というのは意外とムズイ
- 自分にとって重要な情報
- 自分にとって不要な情報
というのはどれだけフィルターをかけたとしても、完全に仕分けできるわけではありません。
常に自分に情報というノイズというものが入るのが現代です。
だからこそ、変な風が吹いてきても揺れないズブトイ幹(スタンス)みたいなものを作っておけるといいですね。(ガンコじじいになれということではない!)
他人の軸で物事の良し悪しに影響されるのではなくて、『自分はどう思うか、どう捉えるのか』みたいな。
今の手法がおそらく最も良いと思うならとにかく続けること
ギリシャの哲学者ソクラテスも『無知の知』という言葉を残していたり、経済学的にも『限定合理性』なんて言葉あるように、人は『絶対に正しい方法』には必ずたどり着けません。
でもだからこそ、「これならいいんでね?」という見込み、自分なりの勝算を見つけて淡々とやれれば、まあ悪くはならないヨネってところです。
大体の人は
「ウーン、参考書Aかな?」
「やっぱりー!参考書Bがー!最高ナノデス!!」
みたいなことをずーっとループしておっこちます。
( ^)o(^ )ワタシダ!
まとめ:大学受験で結果を出すには考えることダイジ
因数分解すれば簡単なことも、分解しないとクソ鬼ムズです。
哲学者であり数学者のデカルト氏も『困難は分割せよ』みたいなことは言ってたっぽいんで、まあ分割してベリーイージー!になれるといいですね!
で、なんだかまとまとがないのだけども、
- 自分でクソ考えてぇ〜!
- 自分でクソ試行錯誤してぇ〜!
- 自分にとって最適な方法を見つける!!
ってのがお伝えしたかったことです。
まあシンプルに、参考書しぼってそれをひたすらやりつつ、分からないところは塾や予備校のウェイ系イケイケ大学生に聞くなり、スタディサプリの授業見るなりしてやっていけばいいのかなーと思います。
↓読むと1.5倍くらい勉強の効率が上がるかも