文法の参考書で超定番のネクステの使い方について解説しますたー。
ネクステの基本的な使い方としては、
- 文法のインプットをどっかしらでする(塾やら予備校とか)
- ネクステの問題を人に説明できるようにする
といった感じでオッケーです。
英文法の基礎知識(解き方や文型やらなど)をインプットしてから、アウトプットするのが効率よく伸ばすなら必須なので、そこらへんについて深堀したいと思います。
ちなみに、ネクステはなんとな~くやってるとマジで伸びないんで、伸びる勉強法を知っておきましょう。
始めにネクステの難易度やらレベルを知っておこう
まずネクステはド定番すぎて「英文法ならネクステ!ねくすて!ねくすてええ!!!」とゴリ推しされていますが、
- 英文法の入門向けではない
- 受験基礎~マーチレベルくらい
といった感じのレベルになります。
シンプルに書くと、英文法の基礎が身についてない人が無理やり解説を読んで進めようとすると本当に詰みます。(昔から今まで詰んでる人続出)
ぼくも受験生のとき「night」という単語すら知らなかった頃に
オカン「この参考書いいらしいから買っといたよ!(ネクステ)」
ワイ「ォォゥ・・・」
といった感じで、受験の最初から勝手に詰みました。
文法の入門レベル~基礎レベルはネクステだと無理
例えば、
- SVOCとSVOOの見分け方
- 分詞構文の意味上の主語
- 不定詞の用法の判断方法
みたいなここらへんの英文法の基礎知識は、ネクステで0から学ぶのは無理なので、ここらへんが怪しい人はもっと基礎レベルのやつを1冊はさむのがおすすめです。
いや、おすすめというか、やらないと伸びませんのでぜひやってください。
ネクステの効率の良い使い方
こっからが本題のネクステの使い方で、ネクステは習った単元の演習用に使うのがベストです。
以下の手順でネクステを使って英文法の勉強をすると良いです。
- 英文法の理屈を習う
- ネクステで演習する
- 期間をあけて反復学習する
【STEP1】英文法の理屈を習う(インプット)
ネクステでインプットは無理なので、まずは
- 塾や予備校の授業
- スタディサプリの英文法
なんかを活用して英文法の原理原則部分をインプットしていきましょう。
「関係代名詞のwhoは、Sが抜けて、不完全文で~」みたいな、受験英語の解法のところですね。
この手の英文法のインプット作業は、ネクステや参考書ではなかなかできないところなので、人から習う(真似る)のがベストです。
インプット用の参考書は↓の記事を参考に!
【大学受験】英文法の勉強で超おすすめの参考書と問題集まとめてみた
【STEP2】習った単元を1つずつ特化して演習
理屈の部分をスタディサプリやそのほかの授業でインプットしたら、そのインプットした単元ごとに演習していきましょう。
「受動態を習った!ある程度理解できた!」と思ったら、ネクステで受動態をやる。
ネクステで受動態をやってみて不明点があったり、分からないものがあったら、またインプット用のほうに戻りましょう。
1つ1つの単元を『習う→ネクステで演習する』というループでグルングルンすることで、文法はめっちゃ伸びます。
なぜその答えなのか理由を説明できるように演習しよう
※ネクステやるうえでここが1番大事
英文法はぶっちゃけ7割くらいは暗記な気がしますが、残り3割くらいは理屈っぽいものがあります。
- 受動態
- 不定詞
- 動名詞
- 分詞
- 関係代名詞
- etc
すごい定番なのは、関係代名詞とかですね。
後ろが完全文だの不完全文だの、thatは前置詞だと使えねえだの、なんたらかんたらってやつです。
ネクステは問題の番号を合わせるためにやるんじゃなくて、
- なんでその番号以外がダメなのか
- なんでその番号が正解なのか
ということを説明するために問題を解くのが重要です。
説明できるレベルになると、『なぜなのか』という本質部分、原理原則部分が定着するので他の形式で出題されても解けるわけですね!
英文法ができない受験生や、英語が読めない受験生ほど、ただの丸つけに走りがちなのでそこだけは注意!
暗記単元はガッツリ暗記しよう
- 語彙語法
- ただの暗記事項
- 慣用表現
といったところは、暗記するしかないんで暗記していきましょう。
理屈もクソもない暗記ってのはやっぱりあるので、そこはとにかく反復あるのみ!
ちょっとだけ暗記のコツも補足で書いておくと、人の記憶ってインプットしてるときではなくて、アウトプットしてるときに強化されます。
ネクステの慣用表現とかだったら、「赤シートで隠して意味が言えるか?」といったように、思い出すことを中心に勉強するといいですね!
文法と語彙語法をメインに勉強しよう
ネクステは謎にいろんな単元(ぶっちゃけいらん)ところも網羅されてます。
主に一般的な受験生の場合は、
- 文法問題
- 語彙語法問題
のところをメインに勉強するのが効率良い使い方ですね!
いらない単元はやらない
ネクステは謎に大量の範囲が網羅されてるんで、必要ない部分はやらないようにしましょう。
ぼくなんかは私大のマーチと早慶しか受ける予定なかったんで、会話表現とか発音とかは全部捨てたというか、省いてやってました。
なにもかもやろうとすると大学受験は失敗するんで、やることを決めて一心不乱にやるの大事です。
いろいろ手を出すともれなく勉強しても伸びないコースです!ゥゥ!
イディオム単元はぶっちゃけいらない
『ネクステのイディオム単元は必要?|英熟語を最短で身に着けるには!』の記事でも書いてるんですが、ネクステのイディオムは覚えにくいんで不要かなーと。
※ぼくの主観ですが・・・
解体英熟語のがイディオムはいいぞーなんてことは↓の記事で書いてます。
【STEP3】期間をあけて5回くらい反復学習しよう
理解ができてればあとは受験勉強でド定番の『期間をあけて反復する~』でOKです。
ネクステって理解ができてる状態でしっかりとやりこんで定着させられれば、確実に実力になります。
だけど、実力になる前に諦めちゃうというか、飽きちゃう人が多かったりするんで、頑張ってしつこく期間をあけつつ反復していきましょ。
定番ではあるけど定着するまでやるのダイジ
どの科目でもどの参考書でもそうなんですが、定着するまでやるのダイジです。
で、多くの人は「定着したお!!」って思うことが多々あると思われるんですけど、ほぼ定着してません。
ネクステならしっかりと理解できて定着してれば、大学受験の英文法の問題はほぼ解けるようになってるはずです。
まあ、しつこくやろう!!ってことですなー。もちろん理解したうえで反復が大事なのだけど!
ネクステが終わったら次は何をすればいいのか問題について
- ネクステの問題が8割近く解ける
- ネクステの問題が人に説明できるレベルになった
という段階になったら、大学受験の英文法はほぼ大丈夫です。
受験英語で点数を取りにいくなら、英文法の次は
- 英文解釈
- 長文読解
- 語彙力強化
といったところを中心に英語の勉強をするといいですよー。
語彙力強化しつつ(単語帳を超反復しつつ)、英文解釈をやりこんでいきつつ、長文も少しずつ!って感じがいいのかなーと思います。
ネクステの効率の良い使い方まとめ
ネクステは問題演習用で、理屈を理解して反復するのが大事ダゾってお話でした。
- 英文法の理屈をインプットする
- ネクステでゴリゴリ演習する
といった2つのプロセスで大学受験の英文法はかなり得意なレベルにいけますぞー。